会計で未来を変える！コラム②競馬の予想

会計とは関係がありませんが、競馬について取り上げてみます。競馬は、1着～3着まで、色々な投票の仕方がありますが、上位の馬を予想するゲームです。

過去の実績から未来を予想する

競馬初心者であれば、競馬新聞に付されている◎、○、▲、△、×などのしるしを参考にして賭けることが多いと思います。人気がある馬で確実に当てにいくか、あるいは大穴を狙うか？そんな楽しみがあります。
しかし、競馬に慣れてくると、競馬新聞を分析するようになります。競馬新聞は過去のデータの宝庫。直前のレースの履歴（着順、タイム、馬場状態など）がコンパクトにまとまっています。データを分析し、レース展開を読み、予想する楽しみが競馬にはあります。

過去のデータが何もないと？？

過去のデータがまったくない状態で、果たして競馬を楽しむことはできるのでしょうか？

当日の体調なども大きくレースを左右するため、パドックでレース直前の馬の状態を確認することができます。レース直前で落ち着いているか、あるいは毛並みはよいか（すなわち体調はよいか）？----そのような観点でチェックをする機会が設けられています。しかし、毎日馬の状態を確認しているのであれば変化に気づくでしょうが、いきなり観察して、調子がよさそうかどうかなど、素人には全く区別がつきません。

従って、競馬の予想で最も重要なのは過去のデータなのです。競馬においては、その重要性が認識されているため、しっかりと記録が取られています。その記録をもとに推理ゲームを楽しむのが競馬の魅力だと思っています。

さて、会計について、改めて振り返ってみましょう。果たして競馬並みに過去のデータがきちんと取れている会社はどれくらいあるのでしょうか？過去の記録がないと、今後将来、会社がどうなっていくのか、予想が難しくなります。

会計は所詮過去の記録です。しかしその記録がきちんとされていないと、現時点でどういう状況にあるか把握できず、結果将来を予測することは困難となります。折角時間をかけて処理するのであれば、役に立つよう、きちんと整備することが必要ですね。